〝切り替えシャツ〟というアイテムが注目を集めています。
その定義は様々ありますが、異なる生地や異なるパターンを一枚のシャツに組み合わせたものを指します。
本日はそんな〝切り替えシャツ〟について記事をまとめていきます。
切り替えシャツについて
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切り替えシャツとは？
–EXPRESSION–
冒頭でもお伝えした通り、切り替えシャツとはシャツの種類の一つになります。作品によってその定義はバラバラですが、「異素材」「レイヤード構造」「アシンメトリー構造」「マルチカラー・パターン・デザイン」などのディティールが用いられているケースが多いです。
ブランド・メーカーによっては派手なカラーや仕立てでなくとも、2つ以上のカラー・パターンを用いたデザインであれば、切り替えシャツと呼ぶこともあるようです。(定義がバラバラなのはこのため)
古着スタイルによって話題となっている「キューバシャツ」なんかも、切り替えシャツに分類されます。
切り替えシャツの種類
では実際に、切り替えシャツにはどのような種類があるのかを見ていきましょう
異素材切り替え
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トレンド感のある切り替えシャツ。複数の生地や素材を用いることで、独特な風合いを表現します。
カラー切り替え
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ブロック状でカラーを分けた、マルチカラーのシャツ。場合によっては３色以上で構成された「マルチカラータイプ」も存在します。
⑤ディティール切り替え
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デザイナーの個性が光るシャツ。カラー・装飾・パターニング駆使した、デザイン性の高いタイプ。19~20シーズンは、ベルトテープデザインが流行りましたね。
何度もお伝えしている通り、これらには明確な定義が存在しません。場合によっては切り替えシャツに当たらないものも存在するでしょう。
レイヤード切り替え
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身頃に手を加えた、レイヤード仕様のシャツ。CULLNIのようなドレープ感が感じられます。
アシンメトリー切り替え
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②番が前後の切り替えだったのに対し、こちらは左右でデザインが異なるタイプ。異素材使用であったり、丈感が異なっているタイプなど様々です。
切り替えシャツのメリット・デメリット
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では一体、切り替えシャツというアイテムは、我々のコーディネートにどのような影響を及ぼすのか。そのメリットとデメリットをまとめてみました。
-MERIT-
①スタイリングの簡略化
②世界観のアピール
③マンネリの脱却
-DEMERIT-
①スタイリングの難易度がアップ
②受け手の感性に左右される(ダサく見えやすい)
特に新たな発見は無く、おおよそ皆さんの予想通りの内容になったかと思います。
-①について-
やはり個性が強い分、全体のコーディネートを組む際はある程度の感性が必要になってきます。しかしそこさえクリアしてしまえば、一着でトップスのスタイリングが完成するため、簡略化に繋がります。
世界観を決め、適切なカラーやサイズ感をチョイスする必要があります。
-②について-
最大の魅力にして最大の弱点であるデザイン性。ファッション全体に言えることですが、善し悪しの判断は個々人の主観によって成り立ちます。自分にとって魅力的なデザインは、時に大衆からは違う視点で見られている可能性があります。
〝個性〟が必要とされるのはどんな場面か。TPOをわきまえることもオシャレの一つです。
総じて評価するとすれば、
「デザインを使いこなせる感性があれば魅力的なアイテム」
「人によっては良く映らない場合もある」
といった所でしょうか。
ダサい切り替えシャツとは？
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デザインやパターンは個人の好みによるので、一概に「これはダサい」「これは良い」と断定することはできません。しかし、現在の日本のファッション感から見た場合に、「ダサく見られやすい」「流行から外れている」といった例は何点か上げることができます。
ダサく見られがちなタイプ
①マルチブロックデザイン
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よくありがちなのが、カラー・デザイン・ディティールを詰め込みまくった、統一性のないタイプ。現代のファッションは〝マイナスの美学〟がベースになっていますね。
②チェック素材
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デザインにもよりますが、チェックを使用したタイプもダサく見られがち。特にロートーンのブロックチェックは重たい印象を受けるため注意です。
③断層シャツ
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Twitterの投稿で話題となったいわゆる〝断層シャツ〟何となく子供っぽいイメージがあるのでダサく見られがち。コントラストの幅が狭く、もっさりとした印象を受けます。
④ジャストサイズ
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切り替えシャツに限らずですが、やはりサイズ感は大切です。逆に言えば、多少微妙なデザインであっても、シルエット次第ではよく映る場合もあります。
何度もお伝えしている通り、デザインに関しては好みが分かれます。しかしながら、サイズ感や高級感といった面を意識することで、ダサく見られる可能性を多少軽減できるかもしれません。
おススメの切り替えシャツ
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では最後に、2020年注目の切り替えシャツを、各ブランドからチョイスしていきたいと思います。
【第4位】 GLIMCLAP オーバーサイズチェックシャツ
左右で異なるチェックパターンを使用した、オーバーシルエットの切り替えシャツになります。
裾丈に対して短めに設計された袖丈。単なるビッグシルエットではなく、メリハリの利いたデザインに。
チェックは危険というお話をしましたが、こちらは上品さがあるガンクラブチェックとマドラス系チェックを使用。サイズ感とカラーも相まってラグジュアリな雰囲気に。
【第3位】 GLIMCLAP バンドカラーロングスリーブシャツ
先程同様に、左右でデザイン・カラーを切り替えたパターン。ツイル素材を使用し、独特の光沢を再現しています。
ドレープな質感に加え、モーディーな配色が大人の魅力を醸しだしています。
注目してほしいのは、首元の形状に襟のないバンドカラーをチョイスしている点。ダークな印象の作品にメリハリを与え、くどくなりすぎない工夫が施されています。
【第2位】 CULLNI フラップポケットシャツ
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切り替えデザインをいち早く取り入れ、最大の武器としている「CULLNI」の最新作です。
胸元のフラップポケットが目を引くドレスシャツですが、左身頃に注目すると、フラシ布が当てられているのが分かりますね。
シンメトリーに配置された大き目のフラップポケットは、カジュアルに近い存在です。そこに、比翼仕立てツイル素材・身頃の切り替えという要素を加えることで、CULLNIらしいドレープ感を演出していますね。
【第１位】 CAMBIO デニム×チェック切り替えシャツ
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デニム×チェックのビッグシルエットシャツ。チェック地を背面に貼り付け、レイヤードしているような独特なデザインに仕上げています。
チェックを平置きではなく、斜めに配置することで子供っぽさを解消。イエローチェックとデニムの相性は抜群です。
今作のポイントは、切り替えによるレイヤードデザイン。ただ単に異素材を張り付けるのではなく、重ね合わせることで生まれる、躍動的な揺れ感がポイントです。
まとめ
本日は、注目を集めている〝切り替えシャツ〟についてまとめさせていただきました。身も蓋もない話ですが、〝シルエット〟と〝品質〟にこだわれば、ファッションは大抵うまくいきます。それも踏まえたうえでおススメの商品をセレクトさせていただきました。
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