前回のニット同様、またはそれ以上に秋冬のファッションシーンに欠かせない存在である「パーカー」。今回はパーカーにフォーカスを当て、トレンドやタイプごとの最適なコーデを皆さんにご紹介していきたいと思います。
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〝キング・オブ・ベーシック〟
普段使いから、ファッションスタイルの端から端までを担う、絶対的存在ですよね。そのデザインや形は、時の流れとともに変化してゆきますが、パーカーの持つ普遍的な価値は揺らぐことはありません。現代のパーカーはどうあるべきか、どう変化したのかを、一緒に見ていきましょう!
トレンド感のあるパーカーはどんなタイプ?
https://studious.co.jp/shop/g/g119223060009/
【現在はどのようなタイプのパーカーがトレンドなのか?】
一概に〝これがトレンド!〟と言い切ることは難しく、スタイルによって需要が異なるという結論に至ります。
汎用性の高いパーカーは、多くのスタイル、コーディネートにマッチします。それぞれの長所を生かせるような、タイプを選んでいく必要があります。
トレンドのメンズパーカー①〝ハイエンド〟
https://item.fril.jp/より
-EXPRESSION-
デザインに関してではなく、より本質的な部分です。
良いものを安く買える時代
良いものを着るのが当たり前の時代
そんな今だからこそ、今まで手を伸ばさなかった
新しい価値感に触れてみませんか?
-point① 価値観の変化-
〝質のいいものを着る〟という意識は、それ自体がトレンドであるかのようにかに潜在的に広まっています。〝安くて良い〟が当たり前の時代、果たして質が良いという基準はこれまでと変わらないままでしょうか?大衆に触れられ続けるうちに、その良さは摩耗されて行き、いつしか当たり前の存在に変わってゆきます。だからこそ、さらにも一歩踏みこんだ〝本物〟に触れることで差別化を図ることができます。
-point② 機能性の高さ-
高い商品という物はそれに見合った価値があります。それは自分を外側から着飾るという点だけでなく、内側から自分を豊かにしてくれるような働きでもあります。着やすさ、快適さ、物持ちの良さなど、値段ゆえに愛着を持てる要素を兼ね備えているのです。〝ファッション〟に対する考え方や価値観ごと、変化させてくれるかもしれません。
-REVIEW-
【汎用性】
【トレンド性】
【雰囲気】
←カジュアル・フォーマル→
【機能性】
【個性】
【対応スタイル】
モード 〇
ストリート ◎
カジュアル ◎
キレイ目 △
トラッド ×
ノームコア ◎
スポーツ △
ハイエンドパーカーのおススメアイテム
【ジバンシイ】フーディーパーカー
フランスに拠を構える言わずと知れたハイブランド「CIVENCHY」。海外のストラグブームの煽りを受け、日本でも需要が高まっていますよね!センターにロゴをあしらった王道のブラックフーディー。〝分かりやすく〟〝楽しく〟ハイブランドを楽しむのにはもってこいの一着です!
【バレンシアガ】 フーディ―パーカー
ジバンシィ同様に、トレンド最先端を走るヨーロッパハイブランド「BALENCIAGA」。男女問わず人気の高いバックロゴフーディになります。ストリート・ストリートラグジュアリ系統のスタイルを目指すのであれば、是非とも持っておきたいですね。
トレンドのメンズパーカー②〝ドルマンシルエット〟
https://cullni.com/shop/より
-EXPRESSION-
袖周りが余っているような、ゆったりとしたシルエット
と、袖口にかけて細くなっていくようなスリーブが
特徴のドルマンシルエットパーカー。
既存のオーバーサイズに変わる、新たな魅力
を兼ね備えたデザインになっています。
-point① オーバーサイズ-
体系のコンプレックスを、その大小問わず解決してくれるのがドルマンシルエットの魅力です。Yライン・vラインだけでなく、取り入れるのが難しいIラインシルエットも自然に作り上げることができます。
-point② 高級感-
流行に火が付き始めたドルマンシルエットですが、既存のオーバーサイズと異なる点は〝上品さ〟にあります。余るほどの丈や肩幅で誤魔化すのではなく、自分の体のラインを生かしつつエレガントに飾ることが可能です。
-REVIEW-
【汎用性】
【トレンド性】
【雰囲気】
←カジュアル・フォーマル→
【機能性】
【個性】
【対応スタイル】
モード ◎
ストリート ×
カジュアル 〇
キレイ目 〇
トラッド ◎
ノームコア △
スポーツ ×
ドルマンパーカーのおススメアイテム
【CAMBIO】ドルマンスリーブワッフルパーカー
国内・海外問わず、幅広く手掛けるセレクトショップ「Cambio」。近年注力しているPBブランドより、ワッフル地のドルマンスリーブのご紹介です。トップスとして着用しても、ドルマン特有の上品な雰囲気が感じられます。また、比較的薄手になっているため、インナーとして着まわすことも可能になっています。
CAMBIOでアイテムを見る【minsobi】ビッグシルエットプルオーバー
独自のセンスと世界観で、新機軸ゴシックスタイルを確立した「minsobi」。起毛感のある生地と、ゴシックスタイルならではのディティールがポイントです。自然なボリューム感とドルマンスリーブが合わさることで、モード・ストリートのどちらでも着こなすことができます!
トレンドのメンズパーカー③〝ショートパーカー〟
https://shareef-tokyo.com/より
-EXPRESSION-
レディーススタイルから派生し、一部のユーザーが
目を付け始めている〝ショートパーカー〟
ヘソのあたりまでしかない短い丈
腕が伸びたような独特なフォルム
その魅力とは…?
-point① レイヤード-
丈を短めに設計することで、インナーを利用した〝レイヤードスタイル〟が可能になります。ユースフルな使い勝手ゆえに、コーディネートを楽しむという概念が薄いパーカー。他とは違う、自分だけのスタイリングをくみ上げることが可能です。新たな提案が生むブームの波は、目前まで迫っています!
-point② 個性-
コーディネートを楽しむという観点以外にも、〝個性的〟という魅力がショートパーカーにはあります。独特なシルエットもさることながら、アイテム自体の存在も希少なため、個性や刺激を求めるファッショニスタにはもってこいのパーカーです!
-REVIEW-
【汎用性】
【トレンド性】
【雰囲気】
←カジュアル・フォーマル→
【機能性】
【個性】
【対応スタイル】
モード ◎
ストリート 〇
カジュアル ×
キレイ目 ×
トラッド ×
ノームコア ×
スポーツ △
ショートパーカーのおススメアイテム
【SHAREEF】ベロアロゴショートパーカー
デザイナーの圧倒的センスが光るドメスティックブランドのSHAREEF。ブランドのアイコニックモチーフである「モノグラム」をジャガード編みで表現。レーヨンパイルという特殊な素材を用いることで、独特な肌触りを再現しています。上品なデザインと生地感を生かした、モードスタイルがおススメです。最新の20シーズンのアイテムになりますので、お早めに!
【SHAREEF】ショートトラックパーカー
こちらもSHAREEF20シーズンの注目作品、ショートトラックパーカー。ポリエステル地を使用しているため、滑らかなハリ感を有しています。なんといってもポイントとなるのが、袖部分にあしらわれたベルトアクセント。ストリートテイストでも、アバンギャルドなモードテイストでも対応できます。
トレンドのメンズパーカー④〝グラフィック〟
https://shareef-tokyo.com/
-EXPRESSION-
ストリートファッションが火付け役となり
広まったグラフィックデザイン。
〝シンプル・イズ・ベスト〟
そんな風潮を壊しながら、自分と,手がけた
デザイナーの世界観を存分に表現してみましょう
-point① 個性-
ここでいうグラフィックパーカーとは、単にブランドロゴやアイコンを添えたシンプルなタイプではありません。インパクトや斬新さを兼ね備え、見る者の目をくぎ付けにするような一着を、是非コーデに組み込んでみましょう。同調の為ではなく、自分という存在をアピールするのに絶好の機会です!
-point② デザイン性-
前半で触れた「アイテム」「コーデ」のどちらが大切かというテーマにおいては、時として前者が圧倒的優位に立つ場面もあります。通常、年齢が上がるにつれて、ファッションにおけるデザイン性の重要度は低くなっていくものです。しかしそれでも、目を奪われたり、興味を引き付けらるような存在に出会った時、その感性が動いた時、そんな瞬間に出会いながら、芸術としてファッションを楽しむことも忘れずに行きましょう。
-REVIEW-
【汎用性】
【トレンド性】
【雰囲気】
←カジュアル・フォーマル→
【機能性】
【個性】
【対応スタイル】
モード 〇
ストリート ◎
カジュアル 〇
キレイ目 ×
トラッド ×
ノームコア ×
スポーツ ◎
グラフィックパーカーのおススメアイテム
【SHAREEF】 アップルフーディパーカー
SHAREEF19シーズンのメインモチーフで使用された、グリーンアップルが大々的にプリントされてあります。デザインも然ることながら、その独特のシルエットにも注目です。単なるオーバーサイズではなく、キレイなAラインを描くことで上品に仕上がっています。
トレンドのメンズパーカー⑤〝ボア〟
https://cullni.com/より
-EXPRESSION-
ここ数年で一気にトップトレンドに上り詰めた〝ボアアイテム〟
時には優雅に、時にはレトロに、時には奇抜に
スタイルやアイテムによって変化する表情を楽しみながら
寒いシーズンを乗り越えてゆきましょう。
-point① 機能性-
デザインだけでなく、冬服としての本文をしっかり果たしてくれるのがボアパーカーの特徴です。外からの寒さを遮断し、内側の熱を逃がさないようなトップクラスの保温機能を誇ります。デザインと機能を、両方楽しめるのがポイントです。
-point② 汎用性-
ここでいう汎用性とは、デザインやスタイリング面だけではありません。涼しい季節はライトアウターとして、本格的な寒波が訪れた際には、インナーとして着用することができます。工夫次第では長いシーズン着まわすことができるんです!また、ボアアイテムのほとんどは化学繊維が使用されており、手入れは意外に簡単なのです。
-REVIEW-
【汎用性】
【トレンド性】
【雰囲気】
←カジュアル・フォーマル→
【機能性】
【個性】
【対応スタイル】
モード ◎
ストリート ◎
カジュアル ○
キレイ目 ○
トラッド ×
ノームコア △
スポーツ ○
ボアパーカーのおススメアイテム
【CULLNI】 モックネックボアフーディ
独自のドレススタイルを確立させた、大人気CULLNIの最新作です。ゴールドジップやフラップポケットなど、CULLNIらしいディティールが満載です。ですが、左右非対称なレイアウトや毛足の短いボアを用いることで、現代的でカジュアルな作品に仕上がっています。早めのご予約を!
CAMBIOでアイテムを見る【コードナンバーエイト】ボアフーディー
ロックの魂を、現代ファッションに踏襲したコードナンバーエイト。保温性、肌触り、軽さを全て兼ね備えた、抜群の機能性を有しています。ロックスピリッツを感じさせる、荒々しいボアデザインと、現代的なモードシルエットが融合した「ストリートモード」な作品です。
CAMBIOでアイテムを見る【CAMBIO】スイッチングプルパーカー
最後にご紹介するのはCAMBIOプライベートブランドの〝スイッチングプルパーカー〟目の粗いボアからは、アウター顔負けのボリューム感・存在感が放たれています。トレンディーなオーバーサイズである「バルーンシルエット」からは、落ち着いた気品が感じられます。多くのスタイルにマッチする、万能な一着です。
CAMBIOでアイテムを見るまとめ
本日は冬の定番アイテム、パーカーについてまとめました。冒頭でもお伝えした通り、常に変化する需要を追っていくことが大切になります。それは、ただ段単に時代に流されるという見え方にも繋がるかもしれません。しかしそうではなく、普遍的なアイテムだからこそ、新たな使用感や価値観を見出していく必要があると私は考えます。自分自身をアップデートし、自由にファッションを楽しんでゆきましょう!
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コメント
[…] ショートパーカーの記事を読む 周りと差をつけるメンズパーカーコーデはこれ!2020年冬最新最新トレンドをご紹介冬ファッションのマストアイテム「パーカー」。前回の記事では、〝シンプルで普遍的なアイテムだからこそ、周りとの差を明確にするチャンスと〟いうお話をさせていただきました。⇩前回の記事はこちら⇩202…sakaemate.com2020.08.24 【オーバーサイズはもう古い⁉】今年の冬絶対に抑えるべきメンズパーカー5選を紹介!前回のニット同様、またはそれ以上に秋冬のファッションシーンに欠かせない存在である「パーカー」。今回はパーカーにフォーカスを当て、トレンドやタイプごとの最適なコーデを皆さんにご紹介していきたいと思います。⇩前回の記事はこちら⇩…sakaemate.com2020.08.20 […]