CLARKS
wallabee

70年代に世に送り出され、
以降CLARKSの看板モデルとなった
〝wallabee〟
スタイリッシュかつトラッドなスエード生地と、
クラークスの代名詞であるクレープソールを
融合させた、不変的でモダンな一足です。
【ワラビー】意外と知らないサイズ感・選び方
-Prologue-
10年単位でブームが訪れるクラークス。
昨今はその当たり年となっているようで、特にスケーターの間でブームが再燃しています。
そしてその代表格ともいえるのが、クラークスの〝ワラビー〟。
カンガルーの小型有袋類ワラビーから命名されたとされるワラビーは、
カンガルーのお腹の中のような、柔らかく包まれるスエード生地の感触と
クラークスのマイノリティである〝クレープソール〟を合わせ思った
象徴的なモデルです。
そんな中、意外にも知られていないのが〝サイズ感〟
個人的に、予備知識がないまま購入するべきでないブーツブランド圧倒的1位はクラークス。
何も知らないまま購入すると、確実に失敗します。
そんな特殊なサイズ感を、販売員である私が徹底解説していきたいと思います!
【正しく覚えよう】クラークスのサイズ展開・サイズ表記は?
ワラビーのサイズ展開
ワラビーはメンズモデルとレディースモデルでサイズ展開が異なります。
レディースモデル:UK3(22㎝)~UK6.5(25.5㎝)
メンズモデル:UK6(24㎝)~UK10(28㎝)
それぞれ0.5㎝刻み
クラークスはレディース規格のモデルとメンズ規格のモデルの二つが存在します。
また、ブーツにしては珍しく、ハーフサイズでの展開が用意されています。
サイズ表記は〝UK〟
ドクターマーチンと同じ、イギリスのUK表記が主に使用されているCLARKS。
直営店や正規代理店ではJP表記ですが、一部並行輸入点などではUK表記がそのまま用いられています。

特殊なサイズチャート
サイズ表記とそれに対応したサイズチャートの値は、各ブランドで異なります。
そしてクラークスの場合はかなり特殊なサイズチャートとなっています。
⇩変換例は以下の通りです⇩
①日本サイズ(㎝)=UKサイズ+18㎝
または
②UKサイズ=日本サイズ+2(⚠)
UKサイズに18を足すまたはUKサイズから2を引く(やや強引ですが)この計算方法を用いることで、日本サイズに直すことが出来ます。
⇩サイズチャート⇩
US | 6.0 | 6.5 | 7.0 | 7.5 | 8.0 | 8.5 | 9.0 | 9.5 | 10.0 |
JP (㎝) | 24 | 24.5 | 25 | 25.5 | 26 | 26.5 | 27 | 27.5 | 28 |
レディースモデルの場合
①日本サイズ(㎝)=UKサイズ+17.0㎝
または
②UKサイズ=日本サイズ+1.0(⚠)
それぞれ足し引きする値が変化します。
⇩以下がサイズチャートになります⇩
UK(inch) | 3.0 | 3.5 | 4.0 | 4.5 | 5.0 | 5.5 | 6.0 | 6.5 |
JP(㎝) | 22.0 | 22.5 | 23.0 | 23.5 | 24.0 | 24.5 | 25.0 | 25.5 |
メンズモデルとレディースモデルで値が変化することは珍しくありません。しかし、クラークスの場合はレディースモデルの方が計算する値が少なくなる(メンズがマイナス2に対してレディースはマイナス1)という、かなり珍しいケースです。
メンズとレディースでサイズが混在するため、購入するモデルをしっかりと確認しましょう。
【超重要!】ワラビーのサイズ選びのコツ
サイズ展開について解説を終えたところで、いよいよサイズ選びのポイントについてお話していこうかと思います。
サイズ感は超大きめ
ワラビーのサイズ感に関してですが、一つ大きなファクターが存在します。
とに か く お お き い
モデルによってサイズ感は変化しますが、クラークスのブーツはとにかくおおきめの作りとなっています。その中でも、ワラビーは特に大きめな足入れとなっています。
スニーカーは27~27.5㎝を着用しておりますが、試着し丁度良いと感じたのは25㎝でした。
見た目は意識したい
「なら小さいサイズを購入すればいいの?」
ときかれても、一概にYESとは言えません。
確かにサイズを下げれば、自分にぴったりのサイズが見つかるかもしれません。しかし、クラークスはシューズの内寸と外寸の数値があまり変わりません。つまり、サイズを下げた場合、見た目にダイレクトに影響してくるのです。
⇩以下の写真を見比べてみてください⇩


着用時のサイズ感としては25.5㎝が丁度良いサイズでしたが、見た目が明らかに小さく、あまり恰好良くありません。革靴は見た目のサイズ感も大切なので、一概にサイズを下げれば良いというわけでは無いのです。
サイズ感は変化する?
さらに混乱させてしまうかもしれませんが、ワラビーは着用を重ねるごとにサイズ感が変わっていきます。
ワラビーには天然皮革のスエードが使用されています。(別モデルもありますが)スエード生地は非常に柔らかく、足あたりが良い反面、形状の変化が起きやすいです。決してデメリットではありませんが、そういった特性があるのも事実です。
他の革靴同様、着用を重ねるごとにサイズ感は上がっていきます。
【解決!】あなたにぴったりなサイズはこれ!
前章で解説した特性を踏まえて、皆さんが選ぶべきサイズをお伝えしていきたいと思います。
今回お伝えしたポイントを踏まえ、私は
普段のサイズから -1.5㎝~-1.0㎝のサイズを選ぶべきと考えています。
いくつか考慮しなければいけない点はあるものの、やはり小さめのサイズを選ぶべきだと私は考えます。
⇩下記のポイントごとに解説を行っていきます⇩
・丁度良いサイズで履きたい
・見た目で選びたい(おおきめ/ちいさめ)
・特にこだわりはない
丁度良いサイズで履きたい方
見た目のサイズ感は大切ですが、それでも靴の本分として「歩行性」「快適性」を重視したいという方は少なくないと思います。
そういった方は、サイズを下げて購入しましょう。
マイナス2.0㎝下げるとなると不安に思う方も多いでしょうが、それだけクラークスのサイズは大きいです。前出の通り、普段27㎝を履く私は、25.0㎝でジャストサイズでした。さらに皮革の弛緩を考慮すれば、不自然なことではないかと思います。
見ためで選びたい方
次に見ためのサイズ感を重視している方です。
大きく履きたい方も、小さめに履きたい方も極端にならないように注意しましょう。
特に大きく履きたい方ですが、普段と同じサイズでもだいぶ大きい足入れとなっているため、ハーフサイズしても問題ないかと思います。
特にこだわりは無い方
特にこだわりがない方は、-1.0㎝~-0.5㎝下げたサイズをおススメします。
足入れでぴったりになるサイズはさらに下のサイズですが、やはり見た目のバランスを考慮すると下げすぎるのも良くないです。
実際の着用画像
⇩以下は私が実際に着用してみた際の画像になります⇩
Nikeスニーカー→27,0㎝
adidasスニーカー→27,0㎝
Dr.Martens 3YEY→UK6/UK7(25㎝/26㎝)
Dr.Martens 8YEY→UK7(26㎝)
スニーカーを選ぶときは27.0㎝から試着します。
<着用モデル>
CLARKSwallabee
着用サイズ:US7.5/JP25.5㎝

普段より2㎝程下げた25.5㎝。やはり足入れのサイズ感は大きく、きつい感じは全くありません。見た目はやや小さく感じます。

踵には指が2本ほど入ります。皮革が柔らかいこともあり、2㎝下げても余裕があります。(25.0㎝で丁度良いサイズでした。)
着用サイズ:US8.0/JP26.0㎝

ハーフサイズアップした26.0㎝。見た目のバランスは完璧ですが、これでも〝大きい〟と感じるサイズです。

手の指先が丸ごと入ってしまうほど余裕があります。もともとはきぐちが広いため、より大きく感じますね。それでも最低限履けると感じるサイズ感です。
着用サイズ:US8.5/JP26.5㎝

さらにハーフ挙げた26.5㎝。ここまでくると履けないサイズです。見た目も大きく見えてしまうため、これより大きいサイズを選ぶことは無いでしょう。

手がすっぽり入る隙間があります。歩くたびに踵が浮いてしまうため、歩行にも支障が出てしまいますね。
【番外編】クラークス・ワラビーを安く購入する方法
革靴の本場、イギリス生まれのクラークスは日本では少しお高め。
モデルによって差はあれど、基本的に2.5万円前後となかなか手が出ないお値段です。
しかし、そんなワラビーを少しでも安く購入する方法があります!
正規代理店とは別ルートで買い付けを行うことで、希望小売価格を下回る価格で提供が可能に!日本での販売価格が高めに設定されているティンバーランドですが、並行輸入で仕入れを行うことで、驚きの価格で購入することが出来るのです!
⇩詳しくは以下の記事をご覧ください⇩
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