街行くファッショニスタの足元を彩る
「Ｄｒ．Ｍａｒｔｅｎ」
長い歴史をもちながら、
現代に向けてアップデートを重ねる
イギリスの老舗ブランド。
令和に突入した現在でもその人気は衰えることなく
日常に溶け込む定番アイテムとして親しまれています。
8ホールを超えるロングブーツ
-Prologue-
皆さんはドクターマーチンのブーツといえば何を思い浮かべますか？
…
きっと、ほとんどの方がマーチンのアイコニックモデルである
〝1460 8eye〟通称8ホールモデルを想像するかと思います。
汎用性の高さと、現代のファッショントレンドがマッチし、空前のムーブメントを巻き起こしています。
しかしその一方で、8ホールをしのぐさらなるロングブーツがあることをご存じですか？
今回はそんな知られざる、しかし確実に〝愛されている〟マーチンの10ホールブーツを紹介していきたいと思います。
【Dr.Martens】1490 10ホールについて
https://jp.drmartens.com/
改めて、今回はドクターマーチンのロングブーツ〝10ホール〟について解説をしていきたいと思います。
8ホールに比べて知名度こそ低いものの、その人気は近年急上昇中。
ロングブーツブーム再燃の火付け役になるのではと注目を集めています。
10ホールと8ホールの違いって？
この両モデルの違いはズバリ、ブーツの高さです
細かく解説していきましょう。
10ホールブーツは、ドクターマーチンの定番8ホールブーツ同様のレースアップブーツになります。
⇩以下の写真をご参照ください⇩
【8ホール】
【10ホール】
マーチンのブーツは、靴紐を通す穴〝シューアイ〟の数によってブーツの長さ・丈が変化します。
また、同時にそのモデル名も変化します。
⇩詳しくは以下の記事をご覧ください⇩
ホールが増えることでブーツの高さが変わる
↳8ホールよりも二段分丈が長くなる となります
8ホールと比較すると、10ホールの方が3～４㎝程高さが変わります。
10ホールの魅力とは？
マーチンの10ホールブーツの魅力はズバリ〝汎用性の高さ〟
この〝汎用性〟というキーワードは、マーチンの魅力を語る上で欠かせないものです。
そして今回は、〝ロングブーツとしての汎用性〟に注目してみましょう。
10ホールの高さは、おおよそ20㎝前後。(サイズ・モデルによって変動あり)
ミドル丈のブーツより長さはありますが、膝下丈のようなヘヴィーな印象というわけでもありません。
丈として着用するときは、ほんの少しパンクに寄せる
ホットなエッセンスに。
ロング丈として着用するときは、全体のバランスを崩さない
マイルドな存在に。
また、受け継がれてきたイエローステッチやバウンシングソール、丸みを帯びたアッパーの形状など、
マーチンではお馴染みとなった〝カジュアル・ディティール〟は10ホールでも健在。
ハードパンクなロングブーツとは異なり、
あくまでもワークテイストのカジュアルブーツとしての使用がキーになるのです。
また、マーチンの歴史の中で10ホールは〝カウンターカルチャーの象徴〟として愛されてきたモデルでした。
縦に繋がる伝統の中で育まれた、イコンとしての役割もまた、10ホールが持つ内面の魅力といえます。
人気が再燃している理由
理由は様々ありますが、一番大きな要因としては
レディースファッショントレンドの変化によるものでしょう。
90年代初頭の〝アムラースタイル〟や80年代の〝ハイウエスト×ジーンズスタイル〟、70年代のベルボトムスタイル。
様々な時代の象徴的なスタイルをミックスさせたような、
新機軸のリバイバルスタイルの中でロングブーツを取り入れるスタイルは一大トレンドとなっています。
これらに加え、5～６年間継続しているマーチンブームにおいて、
〝ブーツ=マーチン〟という認識が一般層にまで広がったことにより需要が急増。
トレンドとトレンドの歯車が黄金比率のごとく噛み合い、大きなムーブメントとなっているのだと考えられます。
【Dr.Martens】10ホールのおすすめモデル
ではここからは、10ホールモデルの中から、現役販売員がセレクトするおススメのモデルをご紹介していきたいと思います
【おすすめ①】1490 10 Eye Boot Standard Fit
オリジナルス1460のアイコンを引継いだスムースレザーの10ホール。
アイコンティールである、イエローステッチとバウンシングソールの組み合わせが、
ロングブーツ特有のヘヴィーなイメージを中和。
パンクスタイルから、フェミニンスタイルの
アクセントまで幅広く応用が利くベーシックモデル。
レディース規格のスリムフィットタイプとは異なる、男女兼規格のスタンダードフィット。
女性らしいきれいな曲線的なラインではなく、マーチンらしいボリューミーなシルエットが特徴的。
公式通販サイトだけでなく、直営店でもサイズが僅少となっているベーシックモデル。乗り遅れる前にゲットしておきたいですね。
【Dr.Martens】
Dr.Martens(公式) 1490 10 Eye Boot Standard Fit
価格：28,600円（税込、送料無料)
(2021/11/12時点)
【おすすめ②】 JADON HI 10EYE boot
今期、圧倒的なレディース人気を見せ即完した厚底ブーツ〝JADON〟
バウンシングソールとBEXソールを組み合わせた超厚底のQUADソールを採用。
アッパーレザーに使用されているポリッシュドスムースレザーの光沢や、
サイドジップ、丸紐など、総じてミリタリーテイストな一足。
QUADソール+10ホール丈の組み合わせで、総丈は20㎝を優に超えます。下肢中腹当たりの絶妙な丈感ながら、ソール分の高さが加わることであたかもロングブーツのような存在感に。細かいディティールも加味し、パンク/ハード寄りのテイスト。しかしながら、ポリッシュドレザーの艶感がエレガント要素を持ち合わせており、スタイリング・テイストの幅は意外にも広い一足です。
【Dr.Martens】
Z-CRAFT JADON HI 10EYE boot
価格：19,800円（税込、送料無料)
(2021/11/4時点)
【おすすめ③】 1490リップル10EYE(ENGLAND)
シャークソールが目を引く、イングランドモデルの8ホール〝リップル〟
Crossroadsレザーを使用したマットな質感が、ヴィンテージテイストを
纏いつつも、モダンなディティールが入り混じった、プレミアムモデルです。
よりシャープで角度のついたトゥは、カジュアルスタイルとは一線を画す、
アグレッシブで繊細なシルエットに。
少ない希少モデルのリップル10ホール。
細かいディティールの変化もさることながら、注目すべきは
イギリス内の工場で生産された〝ENGLAND〟モデルであるという点。マーチンファン、ひいては革靴ファンを虜にするマーチンのイングランドモデルは、所持しているだけでステータスとなる嗜好の一品。超希少なイングランド製マーチンのご紹介でした。
【Dr.Martens】
Z-CRAFT リップル10EYE
価格：39,900円（税込、送料無料)
(2021/11/4時点)
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