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【実は倒産していた…?】誰も知らないDr.Marten(マーチン)の歴史と秘密を大公開!!

Dr.Martens
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街を歩くオシャレさんを見れば10人に1人は履いているといっても過言ではない

「Dr.Marten」

めちゃめちゃ流行っていますよね!

実際に若い人たちの間でブームになり始めたのは2、3年前ですが、
まだまだその余波は衰えることなく人気も継続しています!

そんなマーチンですが、実はものすごく古い歴史があるのをご存じですか?

「最近何となく流行ってきたブランドでしょ~」
と思っている方も多いと思いますが、かつては倒産の危機に陥ったこともあるんです

ただ好きなだけではもったいない!

普段履いてるマーチンが、どんな歴史をたどってきたのか
それを知ればきっと今より愛着を持てること間違いなしです!

というわけで、今回はマーチンの長い歴史を時系列ごとに解説していきます!
(ゆる~く・ザックリと)

マーチンが苦手な方や、好きでない方も是非見てほしいです


マーチンの始まり~バウンシングソールの開発~

第二次世界大戦時

ドイツ軍にとある医師:クラウス・マーチンという人物がいました。
この方がマーチンの生みの親になります

当時のドイツ軍で使用されていたブーツに対して、医師のクラウスはこう思います


「これじゃ、足に負担かかりまくりじゃね」

「ソールに空気入れれば、柔らかくて足にいいんじゃね!」


こんな発想がもとになり

足にやさしい靴底の設計・作成を開始しました
(これが後のバウンシングソール)

エアソールブーツの販売~ドイツ国内~


1947年

第二次世界大戦が終了した頃

クラウスが設計した靴底を用いて、ブーツを作り上げます

そして同年、友人とともに作成したブーツの販売事業を開始します

「やっと商品化できるぜ!」

↓結果

めっちゃ売れます

履き心地の良さが認められ、主婦や年配の方たちにバカウケします
「痛い・硬い・歩きずらい」というブーツの常識を覆します

事業拡大~イギリス進出~


1959年


売上拡大中の二人は、海外進出を計画していきます

「なんかドイツで空気が入った靴底があるらしいっすよ」

海を渡り、とあるイギリスの革靴メーカーにそんな噂が届きます

「R.グリックス・グループltd」
革靴の本場イギリスで革靴製造を行っている会社でした

評判を聞きつけたグリックス社の社長は思います

「すげー!特許買い取るわ!」

とクラウスと友人からエアソールの製造特許を買い取ります
これによって、イギリス国内で独占的にエアソールの製造を行えるようになります

グリックス社はクラウスらの考案したブーツを改良し、
英国内販売に向けて準備を進めていきます

・ソールの性能向上 ・丸みを持たせたトゥ ・イエローステッチの装飾
これらの項目に手が加えれました

さらにエアソールは、グットイヤーウェルト製法と呼ばれる製法と相性が良く
耐久性クッション性が飛躍的に向上します

https://jp.drmartens.com/より画像引用

イギリス国内での販売~マーチンの誕生~


1960年


ついにイギリス国内でグリックス社が改良したブーツが販売されます

「クラウス・マーチンが考えたやつだから、
ブランド名はドクターマーチンな!」

マーチンブーツの第1号、チェリーレッドの8ホール
はすぐにイギリス国内の労働者の間で広まります

(1960年4月1日に発売されたことから
このモデルは1460と呼ばれるようになります)

特にブルーワーカーとやばれた労働者
(警官や郵便局員、工場労働など)から支持を得ます

「履き心地いいし丈夫だし、マジサイコー!」
「しかも安いんだぜ!」

8ホールブーツはイギリスでも大成功をおさめ、
やがて3ホールモデルの開発も進められていきました


広がるマーチン~ストリートカルチャーへの浸透~


1960年代後半

労働者からの支持を得ていたマーチンは次第に広がっていきます

・当時頻発していた労働デモの集団
・「スキンヘッズ」と呼ばれるギャング
・ロックやパンクなどの音楽界

様々な文化・集団の中で、マーチンはその象徴として用いられてきました

1つの文化が、また別の文化へ結びつき、やがてマーチンはイギリス国内における
「ストリートカルチャー」全体の象徴として用いられてきました

反骨精神や反逆心を掲げ、時代をアップデートさせようと奮闘する若者の足元を
ドクターマーチンは支えたのでした


業績不振~工場撤退~


1990年代

やがてアメリカでも販売を開始したマーチンでしたが
次第に業績が悪化し、倒産の危機にまで陥ります

「このままじゃまずいぜ、、」

苦渋の中、会社はある決断を下します。

「イギリスの工場閉めて、アジアへ移すぜ、」

国内の工場を畳み、中国とタイに製造拠点を移すことで首の皮一枚を繋げます

「みんなごめんよ、、」

しかし、これによってイギリス国内の労働者1000人は解雇されてしまいます。


復活の兆し~新規ターゲットの獲得~


1990年代~2000年代初頭

倒産を免れたマーチンは、ファッションユースに力を入れ始めます

また、世界中のアパレルブランドとコラボを行い
若者や、ファッションに関心のある人から注目を集めようと試みます

この試みは次第に効果が出始め、ファッションアイテムとして
若者を中心に人気が再燃しています。

製造拠点をアジアに移すと同時に、品質を改良しました

素材を手入れのしやすいスムースレザーに変更し、
機械での製造工程を増やすことで、コスト削減を図ります。
これによって価格が下がり、より若者・現代向けの靴となるのです

ですが、一部のファンは安価な革靴となてしまったブランドに落胆し
離れてしまう方も多かったようです

「こんなのマーチンじゃない、、」

皮肉にも、これをきっかけにより多くの人の手にマーチンが渡ることになったのです


完全復活~歴史の再確認~


2007年

多くの人に認められはじめ、業績が回復してきたマーチンですが
どうしてもやらなければいけないことがありました

離れていった昔のファンを取り戻すことです

「これまで支えてくれたファン無くして、これからの発展はない」

するとマーチンは、イギリス国名で唯一残った工場で
「ヴィンテージモデル」の製造を行います

このヴィンテージモデルは、イギリス生産がおこなわれていた
当時の製法・素材で作られる、高品質なラインです

アジア版と比べても倍近い値段が付きますが、

「職人の手作業による高い品質こそマーチン」

と、マーチンの歴史を再現するモデルの誕生を喜びました

これを機に、離れていったファンを納得させることに成功します。

従来のファンを取り戻し、さらに若者という新たなターゲットを獲得したマーチンは

世界中で愛され、完全に業績を復活させます


まとめ~現代のマーチン~

いかがだったでしょうか

普段何気なく着用しているブランドも
背景を見るだけで、見え方が変わってきませんか?

ドイツの軍医が考案したソールから始まり、
世界中の人々を魅了するまでに成長したマーチン

世界中で人気を集めたマーチンは現在
若者のファッションに一大ブームを巻き起こしています

最先端トレンドを背景にした、エキセントリックな新作
毎年ファッション業界全体から注目を受けています

また、他ブランドとのコラボレーションも継続しています
トレンドの最先端を走るブランドとのコラボから得るインスピレーションは
マーチンの発展に欠かせないものとなっているのです

その一方で、昔からの歴史を忘れることはありません
昔ながらの1460モデルや1461モデルは、途絶えることなく定番として残っていますし
当時のブーツを再現した「ヴィンテージモデル」も未だに愛されています

自らの歴史に敬意を表しながら、常に最先端を走るマーチンは

「変化」ではなく「進化」し続ける姿に注目が集まっています!

コメント

  1. […] […]

  2. […] […]

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